2015年09月27日

2015年大相撲秋場所千秋楽 

バナナくん06号

白鵬翔休場で、どうなるかと思われた秋場所でしたが、


他の力士にとっては、チャンスです

なんて言われました。

でもね、

いつも8勝とか9勝とかしかしない低空飛行の力士は、

白鵬が休場したからって、下位力士への取りこぼしをなくして、13勝とかするのは難しく、

かと言って、白鵬が休場したからって、優勝が8勝とか9勝とかまで下がってくれるはずもないのです。

チャンスだと言えるのは、鶴竜力三郎。

先場所、千秋楽まで優勝争いをして、白鵬がいなければ、優勝できたかもしれないので、白鵬休場で、優勝が転がり込んできそうな一番手です。

ただ、白鵬が他の力士に勝ってくれたおかげで、他の力士が優勝争いから脱落していったとも言えるので、微妙なところではあるのですが、まあ、一番手であることには変わりはないでしょう。

照ノ富士春雄に関しては、チャンスはチャンスですが、この人に関しては、白鵬が休場していなくても、優勝できそうなので、白鵬休場は関係ないでしょう。

むしろ、横綱を目指す照ノ富士にとっては、

白鵬がいて、白鵬と対戦して、白鵬に勝って、そして優勝して、綱取りをアピールしたいところです。

優勝しても、

白鵬と対戦していない

な〜んて、綱取りにケチを付ける人がいそうだからです。

白鵬休場で、優勝争いは混戦となり、11勝4敗6人とかによる優勝決定戦になっちゃうんじゃないかと、

そうなるのが楽しみでもあり、また恐ろしくもあり、という感じだったのですが、

実際には、照ノ富士が初日から怒涛の11連勝で、どう考えても負ける気配がないくらいに強かったので、

このまま照ノ富士の全勝優勝だと、覚悟を決めたら、そのとたん、

十二日目、大関になって、格下力士に初の黒星となる、栃煌山に負けると、

翌十三日目の稀勢の里戦も黒星で、倒れこんだときに、右膝を負傷してしまうオマケ付き。

優勝どころか、一転して、残り2日の出場も危うくなってきました。

休場となった場合、十四日目のvs豪栄道は、そのまま豪栄道の不戦勝としても、

千秋楽の鶴竜をどうするか。

割り戻すにしても、対戦相手がいないぞ。

成績の良い平幕を持ってくるにしても、千秋楽結びの一番だしなあ。

白鵬か、日馬富士が、

じゃ、千秋楽だけ出ます

って、言い出してくれないか、なんて思っていたら、

照ノ富士は、強行出場。

横綱2人が休場しているので、自分が休むわけにはいかない

ということのようでしたが、

本音は、優勝の可能性が残っている以上、あきらめたくないってことなんだと思います。

だけど、十四日目、豪栄道戦は相撲にならず、3敗目。

結びでは、立合いの変化で、勝ちをもぎりとった鶴竜が、2敗を守り、単独トップで千秋楽を迎える展開に。

まさか、の展開ですね。

で、千秋楽は、予定通り鶴竜vs照ノ富士戦が組まれました。

ちょっと意外だったのは、両者の対戦成績が、これまで鶴竜の4戦4勝だったことです。

照ノ富士が勝てば、優勝決定戦へもつれ込むわけですが、こんな状況だから、鶴竜の優勝はほぼ決まったと思いました。

で、今日の千秋楽。

意外なことだらけだったような気がします。

稀勢の里vs豪栄道戦で、大関互助会が機能せずに、稀勢の里が勝ってしまったため、豪栄道が負け越してしまったのです。

稀勢の里は、攻めながらも、どこか手加減しているように見えたのですけどねぇ。

なぜに勝ってしまうのか、稀勢の里。

勝つのはいいけど、勝つならもっと勝って、優勝しなきゃ。

で、さらには、消化試合のように思われた結びの一番も、照ノ富士が勝つという、驚きの結果に。

相撲をほとんど取れないようなケガをしてる相手と対戦するのは、非常にやりにくいようで、

思い出すのが、

2001年夏場所千秋楽の貴乃花光司vs武蔵丸光洋戦。

前日、右膝半月板損傷の大ケガを負っていた貴乃花に、本割りの一番ではあっさり勝って、決定戦に持ち込むものの、

貴乃花のケガが気になってしまい、やりにくかった

と言う武蔵丸は、まさかの上手投げに横転してしまいます。

直後に、貴乃花の鬼の形相が見られたあの一番です。

一方、大怪我を負いながら、隠して隠して相撲を取るまで誰にも気づかれずに隠し通して優勝したのが、1991年春場所の北勝海信芳。

千秋楽、勝ち目はないので、1差で追う大乃国康との決定戦となって、逆転優勝されてしまうこととなったはずですが、

先に相撲を取った大乃国が、 七日目から8連敗中と不振の霧島一博の、まさかの速攻相撲に敗れ、その時点で北勝海の優勝決定。

結びの北勝海は、全く相撲にならずに旭富士正也に寄り切られます。

決定戦になれば、大乃国の優勝だったはずなので、なんで不振の霧島に勝てなかったのかなあ、と長年思っていました。

が、武蔵丸や今日のこともあるので、決定戦になっていたら、大乃国も、北勝海を気遣って、どうなっていたかはわからないですね。

で、今日、千秋楽の結び。

照ノ富士が勝ったことによって、ほとんどゼロだった照ノ富士優勝の可能性が出てきました。

ま、2番続けて勝つのは難しい上に、ケガもしている照ノ富士だけど、

あれだけ気迫のこもった相撲が取れるのだったら、並んで決定戦になった以上、勢いのある照ノ富士有利なのかも、鶴竜ピンチ、と思いましたが、

意外にも、決定戦は4秒で鶴竜が照ノ富士をぶん投げました。

結局、照ノ富士は、本割りで力をを出しきってしまって、余力が残っていなかったのかもです。

鶴竜は、本割りでは、ケガをしている照ノ富士相手に、様子を見ながらの立合いをしたら、思いの外、力を出してきたので、

決定戦では、目いっぱいの相撲を取れたってことなのでしょうか。

白鵬休場の中で、12勝3敗での優勝というのは、決して手放しで喜べるものでではありませんが、

優勝は優勝だし、

白鵬と対戦していない

などとケチを付けられたところで、鶴竜はすでに横綱なので、綱取りに影響するわけでもないし。

ま、これで大横綱の仲間入り、なんて言ったら、異論を唱える人は大勢いるでしょうけどね。

とにかく、待ちに待った横綱での初優勝が達成できたのは、よかったですね。

で、もうひとつ意外なのは、誰も知らない間に、琴奨菊和弘が11勝もしていることです。

だけど、優勝決定戦出場まであと1勝だったというのに、全く話題になりません。

実力者だからっことでは決してないようなので、

単に影が薄いだけなのでしょうか。

で、今日一番意外だったのは、

あ、意外だけど嬉しかったのですが、

大相撲中継の中で、東の桟敷席に、杉浦友紀アナウンサーが座っているのを見つけたことです。

今の時期だと、プロ野球の取材に行っている気がしたので、意外でした。

意外だけど、嬉しゅうございました。

#2015-026
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posted by きぶん at 23:59
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この記事へのコメント
Posted by wada at 2015年09月29日 15:04
鶴竜、優勝おめでとう!!
念願の初優勝、これで来場所からは落ち着いて相撲がとれそう……かな?
両横綱の休場、照ノ富士のまさかのアクシデント、そしてあり得ない、と酷評された立ち会いの変化。
でも優勝は優勝だ。単に強いものが勝つ、では面白くないですよね。

あ~、今は人妻、杉浦チャン……。
Posted by wada at 2015年09月29日 20:11
先のコメント。
「念願の初優勝」の前に、「横綱になって」が抜けてました。ごめんなさい。
Posted by きぶん at 2015年09月30日 23:01
wadaさん、コメントありがとうございます。

大相撲全体のことを考えれば、鶴竜優勝で、落ち着くところに落ち着いて、丸く収まってよかったと思います。

堂々と”オレは横綱だ”と胸を張るためには、フルメンバー出場の中での優勝が必要かとは思いますが、階段をひとつ登れたことは確かです。
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