2014年05月18日

訃報・元大関 魁傑將晃、西森輝門さん

バナナくん10号

大相撲の元大関、魁傑將晃。
7代放駒親方。
第11代日本相撲協会理事長。
本名 西森輝門。
2014年5月18日、
ゴルフに練習中に倒れ、死去。
66歳没。


私が相撲を見はじめたとき、魁傑は大関でしたが、ふた場所連続で負け越し、陥落。

平幕で2度目の優勝をしたのをきっかけに再浮上して、2度目の大関昇進。

そのときは、後の2代目(数え方によっては3代目)若乃花幹士となる若三杉壽人と同時昇進となり、

既存の貴ノ花健士、旭國斗雄、三重ノ海剛司に加えて、5大関となりました。

その、1977年春場所、貴ノ花13勝2敗、若三杉9勝6敗、魁傑8勝7敗、三重ノ海勝8勝7敗、旭國9勝6敗。

弟弟子の若三杉の大関昇進で、尻に火がついた貴ノ花が13勝した以外は、ハチナナ、クンロクで、大関としては、ほめられた成績ではありませんが、

その当時のNHK大相撲中継の解説者だった神風正一さんが、

「5人も大関がいたら、ひとりくらいは負け越すものですが、よく全員勝ち越しました」

と、5大関にねぎらいの言葉をかけていました。

この言葉が、私にはこびりついていて、その後の大関の成績を考える際、この言葉を忘れないようにしています。

大関というのは、強ければ横綱になってしまうし、弱ければ関脇に下がってしまいます。

横綱にもなれないし、関脇にも下がらない、ずっと大関のままでいる場合、どうしても、8勝から11勝の成績がほとんどになるのは仕方のないことです。

で、大関が5人もいると、5人が同部屋でないとすれば、大関同士の取組は「10」組まれますから、

黒星も「10」発生し、それを5人で分けなければならないのです。

均等に分けてもひとり2敗です。

で、神風さんの仰る通り、5大関が全員勝ち越すのは難しく、この5大関が全員勝ち越せたのは、この最初の場所だけで、翌場所三重ノ海が5勝10敗だったのと、更に翌場所から続けて魁傑が6勝、5勝と負け越して大関陥落。

5大関の時代は終わりました。

その後、1979年初場所で魁傑は引退しますが、

「休場は試合放棄だ」と初土俵から一度の休場もありませんでした。

印象に残っているのは、1978年春場所七日目、大関旭國との対戦で2度の水入りのあと、結びの一番をはさみ、10分後の取り直しで、すくい投げで勝った合計10分19秒の大熱戦。

あとは、最初の大関陥落後、前頭筆頭だった1976年初場所十二日目に、横綱北の湖に勝つのですが、勝っても4勝8敗の成績不振だったのを理由に、インタビュールームへ行くのを拒否したことです。

魁傑らしいといえば、魁傑らしいかな。

で、なぜだかわかりませんが、女性に人気がありました。

なぜだかわかりませんが・・・。

ご冥福をお祈りします。



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posted by きぶん at 23:58
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この記事へのコメント
Posted by wada at 2014年05月23日 00:03
魁傑が大関として活躍していた頃は、仕事の関係でほとんど大相撲を見てなかった時代です。ですから現役時代の取組はあまり記憶にありません。理事長として八百長問題の矢面に立って奮闘していたのは鮮明に覚えていますが……。
身体を酷使する職業ですからねぇ。
ご冥福をお祈りします。
Posted by きぶん at 2014年05月25日 23:30
wadaさん、コメントありがとうございます。

魁傑が現役だった頃というのは、私にとって、大相撲の黄金時代でした。

今の10倍くらい夢中で見ていました。

スター力士が揃っていて、魁傑もその中のひとりでした。

魁傑は、いいときというのは長くは続きませんでしたが、名大関・・・とは言えないかもしれないけど、名力士であったのは間違いのないところです。

ただ、当時の取組のVTRを見ると、立合いの正常化が行われた現在とは違って、ほとんどの力士は手をつかず、中腰のまま相手にぶつかっていっているのですね。

これには目を覆いたくなります。
Posted by wada at 2014年05月27日 13:23
同感です。
もっともっと昔はどうだったのか知りませんが、
よく登場する大鵬戦などは、確かに中腰のままですね。
Posted by きぶん at 2014年05月29日 00:42
wadaさん、コメントありがとうございます。

当時はそれが当たり前だったので、違和感なく見ていました。

正常化されたとなっている現在ですが、手つき不十分だった場合、やり直しになったり、見過ごされたり、審判長によってまちまちだったりします。
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